TAKEHOPE ■ 清 掃 作 業 紹 介 ■
タイルカーペット糊除去作業

ピールアップ糊とは、タイルカーペットを床面に貼り付ける際に使用する接着剤のことで、タイルカーペットを完全に除去する場合、または新しいタイルカーペットに貼り替える場合などに、その糊を完全に除去する必要があります。
近年ではオフィスビルを中心にこのタイルカーペット施工の床面が増えてきていますが、用途変更による現状復旧や貼り替え工事によりこの作業法のニーズが高まってきています。
既存の床を塩ビシートなどに貼り替える方法にくらべ、コストも5分の1から10分の1程度で済みます。
しかし、糊の除去作業は想像以上に手間のかかる作業で、特殊な材料の使用と経験が求められる作業法と言えます。
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004 ■ピールアップ糊除去洗浄作業■ (カーペット接着剤の剥離作業)
作 業 名 作 業 方 法 道  具

1.既存タイルカーペット除去

(下地確認)



既存のタイルカーペットを剥がす作業を行う。
作業は人力により1枚1枚剥がしていくが、処分するタイルカーペットは対象床面の外に台車などで移動・保管する。
尚、このピールアップ糊除去作業は下地の材質によって作業法や作業成果がまったく変わってくる。
下地がPタイルなどの弾性床材の場合は下地の素材を完全に復旧できるが、多孔質のコンクリートや凹凸のある硬質の床材の場合は、接着剤が完全に除去できない場合もある。
事前に下地確認と接着剤の量などを必ず確認する必要がある。

●台車
 

2.物品移動・養生


洗浄する場所に邪魔になる物品がある場合は作業エリアの外に移動する。
タイルカーペットを剥がした後の床面は、接着剤によりベタベタとした状態になっていて、糊のついた靴で場外を歩くと、たちまち床面を接着剤により汚してしまう。
作業エリア周辺の歩行区域にはブルーシートを敷き、資材は養生シートの上に管理する。
尚、作業エリアに一般人の立ち入りがある場合には、作業表示板や立入禁止ロープを張るなどの措置を講じる。
(糊を剥離した状態は大変滑りやすくなる)

●ブルーシート
 
●養生シート
 養生シート
●作業表示板
 作業表示板
●立入禁止ロープ
 立入禁止ロープ

3.剥離剤調合及び塗布



ピールアップ糊を除去する剥離剤は、特殊な専用剥離剤を使用する。
バケツに水またはお湯を汲み、剥離剤の調合を行う。
尚、剥離剤の種類や使用方法については、下地の材質により柔軟に使い分ける必要がある。
材質や接着剤の量・種類により、剥離剤を使い分けるノウハウは業者の施工実績により培われていく。

剥離剤をモップにより床面にたっぷりと塗った後は、数十分間放置する。
材質や接着剤の種類によっては数時間放置するケースもある。

剥離剤の多くはアルカリ性の液性であったり、有機溶剤が混合しているため、部屋の換気を充分にし、ゴム手袋を着用して作業するようにする。
また、大変滑りやすいので作業員自身の転倒事故にも十分に注意を払う。
(作業中はゴム長靴を着用)
床剥離面
●特殊剥離剤
 
●バケツ(剥離剤調合用)
 バケツ
●モップ(剥離剤塗布用)
 モップ
●ゴム手袋
 
ゴム手袋
●ゴム長靴
 ゴム長靴

4.ポリッシャー洗浄


ポリッシャーはパッドとパッド台を装着して操作する。 パッドは剥離用の目の粗い黒パッドを使用する。
清掃場所から電源が遠い場合は延長コードの用意も忘れてはならない。

床面の接着剤は頑固にこびりついており、ケミカルで溶かしているとはいえ、物理的なポリッシャー操作で除去しないとなかなか完全に取り除くことはできない。
パッドの隙間に接着剤が付着して剥離効率が落ちる場合があるので、パッドのこまめな洗浄、交換を行う。
また、抵抗によりパッド台の損傷も激しくなるので、スペアは余分に用意しておく。

●ポリッシャー
 
●パッド台・パッド(黒)
 パッド台・黒パッド
●延長コード
 延長コード


5.細部の汚れ落とし

細部の汚れ落とし

ポリッシャーによる洗浄では届かない部屋の隅は手作業により剥離作業を行う。
道具はハンドパッドやスクレイパーを使い、ポリッシャー操作の部分と同様に接着剤を完全に除去する必要がある。


●ハンドパッド
 ハンドパッド
●スクレイパー(皮すき)
 スクレイパー


6.汚水回収



ポリッシャー洗浄後の汚水の回収は、フロアースクイジーで行う。(吸水バキュームを使用する場合もある)
汚水は水取り(鉄道チリトリや文化チリトリで代替)で回収し、汚水回収用のバケツに集める方法が多い。
広い作業現場の場合、水押しを使用したりバケツにキャリアー(バケツ缶キャリー)を付けて作業すると効率がよい。


汚水を回収した状態で接着剤の除去状態をある程度確認することができる。
残っている接着剤の量を判断し、再度特殊剥離剤の塗布工程を行うか、次工程に進むかの判断を行う。
尚、下地がコンクリートの場合は完全に床面が乾燥しないと除去状況が判断できないので注意する。

●フロアースクイジー
 フロアースクイジー
●吸水バキューム
 吸水バキューム
●水押し
 
●水取り(チリトリ)
 水取り
●缶バケツ(汚水回収用)
 缶バケツ
●バケツ缶キャリー
 バケツ缶キャリー

7.洗浄・すすぎ作業




特殊剥離剤による接着剤除去を行った次工程は、別の剥離剤を使用した洗浄作業を行う。
タイルカーペットを貼った元の下地は、ピールアップ糊だけでなく、様々な物質が付着している場合が多い。
それらの物質に対しては各種適応した洗剤を使用し、完全に除去・剥離を行う。
作業方法は基本的に3〜6の工程と同様。

除去・剥離作業により下地を完全に露出させたら、余分な洗剤分や汚れを取り除くためのすすぎ洗浄を行う。
水によるポリッシャー洗浄→汚水回収の手順となる。
(ポリッシャーパッドは状況により緑パッドを使用する。)

※詳細は「床面洗浄作業」及び「剥離洗浄作業」を参照
●剥離剤
 
●洗剤
 
●水
 
●パッド(緑)
 緑パッド

8.モップ水拭き・乾燥



剥離洗浄、すすぎ洗浄による汚水の取り残しや床面に残った洗剤分を取り除くために、モップによる水拭き作業を行う。
基本的に水拭き作業の工程を2回程行う。
部屋の角や隅の部分のモップは手を使うか、タオルによる水拭きとする。(隅には汚れが集まりやすいので丁寧に)
尚、モップは水拭き専用とし、剥離剤塗布用やワックス塗布用と併用しない。
モップを洗う場合は、現場の設備にもよるがバケツに水を汲み洗うか、モップ絞り器を使用したりする。
モップ絞り

水拭き後は床面をよく乾燥させるため、送風機を使用する。(エアコンを入れると乾きが早い場合がある)
●モップ(水拭き用)
 モップ
●タオル
 タオル
●バケツ(モップ洗い用)
 バケツ
●モップ絞り器
 モップ絞り器
●送風機

 

9.ワックス塗布・乾燥

ワックスモップ


床面がよく乾燥したのを確認し、床の材質がプラスチック系弾性床材などの場合は、ワックス塗布により仕上げを行う。
ワックス(正確にはフロアポリッシュ)には用途に応じた様々な種類があり、油性・乳化性・水性のポリッシュに大きく分類される。
現在の床材に対して主流となっているのは、水性ポリッシュの種類にあたる「水性ワックス」と「樹脂ワックス」である。
「水性ワックス」(バフ型ワックス)及び「半樹脂ワックス」は、ゴム系床材やリノリウムなどの多孔質の床材、アスファルト系床材などに使用する場合があるが、ケースは比較的少ない。
最も多くの床材に対応するのが「樹脂ワックス」で、耐久性があり優れた光沢を有する。
幅広い床材に対して対応し美観・光沢の維持に効果を発揮するが、皮膜の除去には再度「剥離剤」を使用することになる。

塗布は基本的には格子塗り(縦塗りと横塗りを双方行う)による。
ピールアップ糊除去後は床材の素の状態なので、ワックス塗布の工程を基本的には3回程度行う。
工程の回数は仕様や床面の状況により変わる。
ワックスはボトルにて持ち運び、「かすれ」に注意して塗布の厚さを調整しながらモップにワックスを染み込ませる。
尚、広い面積の現場などでは、フラッシュモップ(プレートモップなどとも言い、細かいパイルの毛にワックスを染み込ませるヘッドが四角い形状)などを使用すると効率がよい。
ワックス塗布後は、送風機などを使用して床面の乾燥を行う。
●ワックス(樹脂ワックス)
  樹脂ワックス
●ワックス容器(ボトル)
 ワックス容器
●モップ(ワックス用)
 ワックスモップ
●フラッシュモップ(ワックス用)
 フラッシュモップ
●送風機
 
送風機

10.チェック


ワックス塗布後の乾燥を確認し、始めに移動した物品を復旧する場合もある。
洗浄やワックスの塗布状態をチェックし、汚れがあればタオルで拭きながらチェックするようにする。
接着剤が残っている場合はスポットの除去・剥離作業を再度実施する。
特にワックスが乾かないうちに足跡をつけないよう注意し、ワックスのかすれや塗りムラがある場合があるので、ワックスモップを持参してチェックを行うようにする。


下地がコンクリートの場合はワックス塗布仕上げは行わない。


●タオル
 タオル
●ワックスモップ
 ワックスモップ

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